ヴェルレヌを語る上で欠かせないのが、かつての諜報任務における相棒、アルチュール・ランボオとの悲劇的な過去です。二人はかつて欧州で「最高峰の諜報ペア」として名を馳せていました。
物語の数年前、二人は日本軍が極秘開発していた「荒覇吐(幼少期の中也)」を奪取する任務に就きます。しかし、研究施設から幼い中也を回収した直後、ヴェルレヌはランボオの背後を撃ち抜いて任務を裏切りました。「新たな兵器を国へ持ち帰り、自分と同じ地獄を味あわせるわけにはいかない」というヴェルレヌの決意による暴走でした。
この裏切りが引き金となり、ランボオの異能空間崩壊と荒覇吐の爆発(すり鉢街の形成)が発生。記憶を失ったランボオは中也を探し続け、本編の「十五歳編」で命を落とすことになります。相棒の死と遺言を知ったヴェルレヌは、後に深い苦悩と後悔を背負い続けることになります。