20代を迎えた桜田淳子は、アイドル歌手の枠組みを飛び越え、本格的な演技の世界へと進出します。その演技力は映画界でも極めて高く評価され、数々の映画賞を受賞するトップ女優へと成長を遂げました。
代表作として名高い1980年の映画『動乱』では高倉健と共演し、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。さらに谷崎潤一郎原作の映画『細雪』(1983年公開、市川崑監督)や『男はつらいよ 葛飾より愛をこめて』(1978年公開)など、日本映画史に残る名作へ次々と出演しました。
特に話題を呼んだ映画出演作が、1989年公開の『花の降る午後』や1990年の『オーロラの下で』です。大人の女性としての葛藤や情念を表現する中で、艶やかなラブシーンや体当たりの熱演を披露したことが、当時の週刊誌報道でセンセーショナルに見出し化されました。映画館のスクリーンで見せた圧倒的な美しさと色気が、後年の「ヌード疑惑」へと結びつく決定打となったのです。