SNSを中心に一大ブームを巻き起こした「招待状アート」「イラスト返信」。漫画のキャラクターや華やかな花柄のイラストを描き、「御」や「欠席」の文字を巧みに隠してしまうこの手法は、現在どのように評価されているのでしょうか。実際の新郎新婦、そしてブライダルプランナーの生の声からその実態を検証します。
都内のゲストハウスで支配人を務めるウェディングプランナーは、現場の実情をこう明かします。
「新郎新婦様が同世代の友人から受け取ったイラスト返信を見て『わざわざ時間を割いて描いてくれた』と感激されるシーンには何度も立ち会ってきました。しかし一方で、『出欠の文字までイラストに同化してしまい、出席なのか欠席なのか判別がつかない』『アレルギーの有無がイラストで塗りつぶされており、プランナーから直接確認の連絡を入れざるを得なかった』という運営上のトラブルが毎年必ず発生しています」
また、新郎新婦の親世代がハガキの整理を手伝っているケースも少なくありません。伝統的なしきたりを重視する親族から見れば、「神聖な婚礼ハガキに落書きをしている」と眉をひそめられるリスクもゼロではないのです。
したがって、結婚式招待状メッセージイラスト返信の評判とマナーを踏まえた編集部の結論は明確です。「親友と呼べる深い間柄に限り、必要事項(出欠・氏名・アレルギー)の視認性を100%確保した上で描く」のであれば喜ばれるサプライズになりますが、少しでも関係性に迷いがある相手や目上の人に対しては、潔く正統派の文字のみで勝負するのが賢明です。