任意接種を躊躇する保護者の多くが気にかけているのが副反応です。SNSや子育て掲示板では「生ワクチンだから打った後に熱が出た」「耳の下が腫れた」といった体験談が散見され、接種を不安視する声も少なくありません。
臨床データによると、おたふくワクチン副反応発熱は接種後2〜3週間前後に見られることがありますが、頻度は数%程度と低く、その多くは1〜2日以内に自然解熱します。また、軽微な耳下腺の腫れが認められるケースも1%前後にすぎません。保護者が最も恐れる無菌性髄膜炎についても、現行の国内承認ワクチン株における発症頻度は接種数万回から十数万回に1回程度と、自然感染時の「100人に1〜2人」という発症率に比べれば天と地ほどの開きがあります。
また、接種を検討する際に注意したいのがワクチンの流通状況です。数年前に製造工場の設備トラブルから全国的な出荷制限が生じ、予約が取れない事態が続きましたが、製薬企業の供給体制の見直しにより、おたふく風邪ワクチン在庫最新状況は全国的におおむね安定して推移しています。ただし、季節的な感染症流行や他の定期接種との集中時期には、クリニックごとに一時的な在庫不足が生じる場合もあるため、かかりつけ医への事前確認と早めの予約が確実です。