原田美枝子が世に放った最初の衝撃は、1974年の映画『恋は緑の風の中』(家城巳代治監督)でした。当時わずか15歳、中学卒業直後のオーディションで数百人の応募者の中から主役に抜擢された彼女は、思春期の揺れ動く感情と少女特有の眩いまでの瑞々しさを体現しました。劇中で見せた飾らない素顔とナチュラルな佇まいは、当時の映画関係者に「とんでもない新人が現れた」と強い衝撃を与えました。
10代後半から20代初頭にかけて撮影された数々のグラビアや写真集(篠山紀信氏撮影の諸作など)で見せた姿は、単なるアイドルの枠を完全に逸脱していました。切れ長の涼やかな瞳、凛とした知性を感じさせる眉のライン、そしてどこか憂いを帯びたミステリアスな表情は、息をのむほどの神々しさを放っています。ネット上やSNSでも「昔の写真を見ると時が止まる」「現代のどんな女優も太刀打ちできない圧倒的な美」と絶賛の声が絶えません。
彼女の美しさが今なお語り継がれる本質は、造形の美しさにとどまらず、カメラのレンズを真っ直ぐに見据える強い意志と、内面から滲み出る生々しいリアリズムにあります。