受験生の合否を大きく左右しながら、ネット上では誤った情報が流布しやすい2大ポイントを解説します。
誤解①「素点で過去の合格最低点を超えていれば合格できる」
過去問題集(赤本等)に記載されている合格最低点の数値は、得点調整「後」の数値です。選択科目(地歴・公民・数学)で平均点が高い科目は大きく減点補正を受けます。「過去問演習で75%取れていたのに不合格になった」という受験生は、この標準化による目減りを計算に入れていなかったケースが大半です。
誤解②「合否照会画面を開いたまま放置しても合否結果が変わる」
UCAROの画面を一度開いて「不合格」と表示された後、同日中に画面上のステータスが自動的に合格に変わることはシステム上あり得ません。追加合格の発表日はあらかじめ入試要綱で日程(3月上旬の指定日)が定められており、それ以前に突発的な繰り上げが行われることはありません。
【プロの視点】追加合格を待つべき人と、次へ切り替えるべき人の判断基準
追加合格に一縷の望みを託したい気持ちは自然な心理ですが、進路選択における明確な判断基準を持つことが重要です。
追加合格の連絡を待つ準備を整えるべき人:
・すでに他大学の進学先を確保し、入学手続を完了させている人
・法政大学の志望学部が法・経済・経営・理工など、例年追加辞退の流動性が高い学部である人
今すぐ浪人・進学の次期プランへ完全に舵を切るべき人:
・確保している進学先がなく、3月下旬まで進路が未定のまま宙に浮くリスクを取れない人
・辞退枠が極めて出にくい小規模学部(GISや一部のデザイン系学科など)のみを受験している人
追加合格は「来たらラッキー」というボーナス程度に位置づけ、目前の進学手続や次年度に向けた学習計画を即座に始動することが、受験戦略上の最大の防衛策となります。