日本マクドナルドにおいて、長年にわたり重量級メニューの筆頭に君臨していた「クォーターパウンダー・チーズ」および「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」。2017年4月4日、全国の店舗から突如として姿を消した出来事は、当時の外食業界に大きな衝撃を与えました。
この販売終了の背景には、単なる売上の一時的な変動ではなく、厨房オペレーションの最適化と商品ポートフォリオの抜本的転換が存在していました。クォーターパウンダーのパティは専用の調理設定や厚肉専用のグリル占有を必要とし、ランチピーク時のスピード提供を阻害する要因となっていました。
さらにマクドナルドは2017年4月5日より、新レギュラーバーガーとして「グラン」シリーズ(グラン クラブハウスなど)を大々的に投入。従来の「若年男性向けの肉々しいジャンク感」から、「幅広い客層へ向けた上品で本格的なプレミアム感」へとブランドイメージをシフトさせたことが、クォーターパウンダーの役割に終止符を打った直接の引き金でした。