『週刊少年サンデー』で1987年から1996年まで連載された原作漫画において、お色気シーンは物語を彩る重要なスパイスでした。高橋留美子作品の大きな特徴は、過度にいかがわしさを強調するのではなく、コメディと日常の延長線上にあるカラッとした開放感です。
水をかぶると女になってしまう主人公・早乙女乱馬は、外見が美少女であっても中身は完全な男。そのため、女の体になっても恥じらいなく上半身裸で過ごしたり、無頓着に着替えたりする場面が初期から多発しました。この「男心と女体のギャップ」から生じる露出シーンこそが、作品独自の痛快なエロティシズムを生み出す原動力となっていたのです。
さらに、正ヒロインである天道あかねや天道家の姉妹たちも、自宅の風呂場でごく自然に入浴する姿が描かれました。原作単行本では女性器などの直接的な部位を除き、バストトップを含めた裸体が隠されることなく描写されており、当時の少年読者に強烈なインパクトを与えました。