100円ショップ各社は近年、ハンドメイドおよびリペア関連商品のラインナップを大幅に刷新している。実際に店舗を調査し、ネット上の口コミやクラフト愛好家の使用感を照合すると、各チェーンごとに際立った強みが見えてくる。
ダイソー(DAISO):圧倒的な粘着力とサイズ展開
ダイソーの主力である「合皮補修シート」は、約10cm×20cmサイズで展開され、黒・茶・キャメル・オフホワイトといった定番カラーを網羅している。特筆すべきはその粘着剤の強度だ。裏面の剥離紙を剥がして貼るシールタイプで、厚手ながら適度な伸縮性を備えており、平たいトートバッグの持ち手リペアにおいて抜群の安定感を誇る。「半年以上通勤で毎日使っているが全くめくれてこない」という声が多数寄せられる一方、厚みがあるぶん、丸ハンドルに巻き付ける際はドライヤーの温風で温めて柔らかくする工夫が推奨される。
セリア(Seria):デザイン性とパーツ交換の自由度
セリアはクラフト・リメイク志向のユーザーから圧倒的な支持を集める。持ち手ごと交換できる金具付きの「レザー風ハンドル」や「かばんテープ」、ナスカン、カシメ金具のバリエーションは群を抜いている。合皮の質感がマットでテカリが少なく、110円とは思えない高見え効果を発揮する。また、最初から筒状に作られた「バッグ持ち手カバー」も定期的に店頭へ並び、スナップボタン2箇所でパチンと留めるだけで、剥がれかけたハンドルを完全に隠蔽できる手軽さが評価されている。
キャンドゥ(Can★Do):薄手で追従性に優れたリペアシート
キャンドゥの補修シートはダイソー製と比較してやや薄手の設計となっており、これが複雑な曲面への貼り付けにおいて威力を発揮する。細い丸ハンドルやアールがキツい付け根部分に巻き直してもゴワつきにくく、手のひらへのフィット感が自然に仕上がる。カラーマッチングの幅も広く、合皮剥がれ補修テープの代用として重宝されている。