本作でダブル主演レベルの強烈な存在感を放つのが、俳優の横浜流星と、音楽家・俳優として唯一無二の異彩を放つ野田洋次郎だ。ふたりが本誌の独占取材に応じ、カメラの裏側で繰り広げられた壮絶な演技合戦について語ってくれた。
「生半可な気持ちでは太刀打ちできない現場だった」と振り返るのは横浜流星。「肉体だけでなく、魂の深部まで剥ぎ取られるような感覚。削り取られた感情の破片が、そのままスクリーンの熱量になっている」と、鬼気迫る表情で語る。一方の野田洋次郎も「言葉にならない感情の揺れを、いかに音と佇まいで表現するか。表現者としてこれほど過酷で、同時に愛おしい時間はなかった」と明かす。二人の化学反応が、物語に圧倒的なリアリティと緊迫感を与えているのは疑いようもない。