インターネット空間と地元選挙区の現場では、三反園訓氏に対する評価に著しい「温度差」が存在します。大手掲示板やSNS、ヤフコメなどのネット空間における言説を分析すると、かつての「脱原発宣言からの路線変更」や「自民党への合流」に対する手厳しい書き込みが目立ちます。「テレビでの威勢のいい語り口は何だったのか」「典型的な風見鶏政治家ではないか」といった冷ややかな意見が一定の割合を占めているのが現状です。
しかし、鹿児島2区の地元有権者の皮膚感覚は全く異なる様相を見せています。地元記者は現場の様子を次のように証言します。「ネット上での批判をよそに、地元での三反園さんの集会は常に満員に近い。高齢者から商店主まで、彼が名前を呼びながら肩を叩いて回る徹底したスキンシップに心を掴まれている。東京のマスコミが言う『変節』よりも、鹿児島のためにどれだけ予算を引っ張ってこられるかという実利を有権者は見ている」
支持層の内訳を精査すると、以下の3つの強固な柱によって支えられていることが分かります。
- 知名度を入り口にした無党派高齢者層:長年テレビ朝日の看板番組を見て育った層にとって、「あの三反園さん」という親近感は理屈抜きの強さを持つ。
- 離島・一次産業関係者の実利支持:奄美や指宿、南薩地域の農林水産業者にとって、自民党内で実力派幹部とパイプを持つ議員の存在は死活問題であり、政策的成果への評価が高い。
- 県立甲南高・早稲田同窓ネットワーク:鹿児島県政・経済界に強固な学閥を形成する高校・大学のOB会が、水面下で堅実な後援基盤を支え続けている。