キャラクターの目元を分類する際、「ジト目」「三白眼」「ツリ目」は混同されがちですが、これらはデザイン上の定義や担う役割が根本から異なります。最大の違いは、生まれつきの「造形(パーツの形状)」を指すのか、感情によって生じる「表情(ステータス変化)」を指すのかという点にあります。
アニメ表現における主要な目元の特徴を比較整理したデータは以下の通りです。
ジト目と三白眼の違いを整理すると、三白眼は目を大きく開いていても白目の露出面積が広い「眼球の配置」であるのに対し、ジト目はまぶたを細めて作る「一時的な表情」です。普段はパッチリとした目の美少女キャラクターが、主人公の愚行を見て瞬間的にジト目へ変化するような使われ方が典型例です。
また、ジト目とツリ目の違いについても同様です。ツリ目のキャラクターがジト目をすると目元の鋭さが一層際立ち、タレ目のキャラクターがジト目をすると「普段の温厚さとの落差」による強い呆れ顔が演出されます。つまりジト目は、あらゆる目元造形の上に重ねて発動できる表現技法といえます。