本楽曲の歌詞解釈において最も象徴的であり、多くのリスナーが立ち止まるのが1番のサビ前に登場する「平等性原理主義」というフレーズです。難解な言葉選びでありながら、一度聴いたら忘れられない語感を放つこの言葉には、作詞作曲を担当した田淵智也の鋭利な批評眼が反映されています。
誰もが横並びで過度な平等を求められ、息苦しさを抱えがちな現代の価値観。そんな画一的なルールに縛られるのではなく、「理不尽な現実や格差をまるごと受け止めた上で、自分だけのステップを踏み鳴らせ」という強烈なアイデンティティの肯定が、このワンフレーズから読み取れます。世界がどれほど不条理であっても、自分の足で立ち、自分の楽しさを選ぶこと。甘い(シュガー)喜びも苦い(ビター)現実も混ざり合う人生そのものを肯定する、極めてタフな人生観が提示されているのです。