三田佳子と夫である高橋康李氏が出会ったのは、昭和の熱気が満ち溢れていたテレビ業界の現場だった。当時、高橋康李氏は日本放送協会(NHK)の番組制作に携わる期待の精鋭プロデューサー。一方、三田佳子は若くしてスクリーンやテレビ画面で人気を確立していた看板女優だった。
テレビ放送事業がめざましい発展を遂げていた時代、二人は番組の現場を通じて徐々に意気投合する。多忙を極める芸能界の最前線で戦う者同士、お互いの苦労や仕事に対する誇りを誰よりも深く理解し合えたことが、結婚への大きな決め手となった。1972年の結婚報道は、テレビ局のエリート制作者とトップ女優のビッグカップル誕生として大いに世間を賑わせた。