年齢を重ねた肌における夏のファンデーション選びは、若い世代とは全く異なるアプローチが求められます。夏ファンデーションにおける40代・50代の最大の課題は、「過剰な皮脂吸着タイプを選ぶことによる乾燥小じわとくすみの悪化」です。
更年期によるホットフラッシュで顔から大量の汗をかく一方、加齢に伴い皮脂腺の機能は低下し、角層の水分保持力も落ちています。この状態で20代向けの強力なマット系ファンデーションやテカリ防止下地を全顔に使用すると、水分が極度に奪われ、目元や口元がパリパリにひび割れて老け見えを加速させてしまいます。
大人の肌に必要なのは、以下の3ステップを意識したベース構築です。
- 下地で保湿とトーンアップ:黄ぐすみを払うラベンダーやピンク系の保湿下地を仕込み、内側の水分を逃さない。
- 高カバー・高密着リキッドを点置き:全顔に塗り広げず、シミやくすみが気になる頬の高い位置(美肌ゾーン)を中心に薄く伸ばし、フェイスラインに向かってフェードアウトさせる。
- 微粒子パウダーを部分使い:全顔をパウダーで固めるのではなく、眉・小鼻・フェイスラインなど崩れやすい部分のみにブラシでふんわりとのせる。