ネット検索で頻出する「目が見えない」「失明」といった不穏なワードは、どこから発生したのでしょうか。調査の結果、2021年8月に発表された無期限活動休止が発端となっていることが判明しました。
当時、所属事務所の公式発表資料によると、GACKTは幼少期からの神経系疾患の急激な悪化に伴い、一時は重度の発声障害に陥り、アナフィラキシー様症状によって体重が約10kg激減するなど生命の危機に瀕していました。この「神経系疾患」「重篤な体調不良」というショッキングな見出しが独り歩きし、SNSや5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)などで「視神経の異常で視力を失ったのではないか」という根拠のないデマへと変質していったのが実態です。
視力そのものに関しては、本人が過去にレーシック手術(角膜屈折矯正手術)を受けたことを公言しています。かつては裸眼視力が0.1未満の近視でしたが、手術によって視力そのものは1.5〜2.0程度まで劇的に回復しました。一方で、レーシック術後に見られる「ハロー・グレア現象(夜間や暗所で光が滲んだり眩しく感じたりする症状)」が元来の光過敏症と重なり、より光刺激に対して慎重なケアを要する状態になったという見立てが眼科専門医の間でも指摘されています。