流行は巡る。ファッションの世界で古くから言われる20年周期の法則が、いままさに2010年代初頭のスタイルへと差し掛かっている。そこに拍車をかけたのが、Z世代を中心とする「平成レトロファッション」への熱い視線だ。中でも、強烈な存在感を放っていたアイコンが西野カナだった。
かつて女子中高生たちの「カリスマ」として君臨した彼女のコーディネートは、単に服を着るだけでなく、自分らしさを表現するセルフプロデュースの象徴だった。ヴィンテージ感漂うハットに甘めのワンピースを合わせるミックススタイルは、現代の若者にとって新鮮かつ挑戦しやすいファッションとして映っている。