なぜ高崎ではなく前橋なのか?群馬の県庁所在地を巡る歴史と現在

なぜ高崎ではなく前橋なのか?群馬の県庁所在地を巡る歴史と現在

なぜ高崎ではなく前橋なのか?群馬の県庁所在地を巡る歴史と現在とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

利根川のほとりに位置する前橋城跡。その由緒ある歴史の地層の上にそびえ立つのが、現在の群馬県庁舎だ。地上33階・地下3階、頂部高さ153.8メートルを誇るこの超高層ビルは、都道府県庁舎としては東京都庁に次ぐ全国第2位の高さを誇る。平野部に突如として現れるその威容は、遠く赤城山や榛名山の稜線からもはっきりと視認できるランドマークだ。

昭和初期に建設された重厚な昭和庁舎(近代化遺産)を隣に従え、新旧の行政建築が並び立つ景観は圧巻である。群馬県庁は単なる事務執務の場を超え、防災拠点としての高度な耐震構造と、県民に開かれた公共空間としての機能を完璧なバランスで両立させている。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。