内村周子さんといえば、息子の国際大会で披露していた「ツインテール(おさげ髪)」やお団子ヘア、そして全身を使ったハイテンションな応援スタイルが代名詞でした。当時、メディアで大きく取り上げられる一方で、なぜあの髪型にこだわり続けたのか疑問に思っていた人も少なくありません。
その最大の理由は、「何万人もの観客がいる巨大アリーナの中で、航平に自分の居場所を瞬時に見つけてもらうため」という、母ならではの切実な工夫でした。緊張が極限に達する大舞台で、ふと観客席を見上げた息子に「お母さんはここにいるよ、大丈夫だよ」という無言のメッセージを届けるための視覚的なサインだったのです。
また、ツインテールで応援した大会で航平さんが好成績を収めたことから、一種の「ゲン担ぎ」としての意味合いも帯びていきました。単なる目立ちたがりではなく、我が子の精神的支柱でありたいという一途な愛情が生み出したスタイルでした。現在は落ち着いた上品なショートボブやアップスタイルに変化していますが、当時のエピソードは親子の強い絆を象徴する名場面として語り継がれています。