アメリカ演劇界の最高峰であるブロードウェイ。その歴史において、主演として米公式カンパニーに招聘され、ロングラン公演の舞台に立ったのは米倉涼子が日本人初だった。代名詞となった悪女ロキシー・ハート役を全編英語で演じきる姿は、単なる話題性にとどまらない本物の実力を世界に見せつけた。
舞台上で解き放たれるシャープなダンスと、観客を一瞬で惹きつける強烈な眼光。名作ミュージカル『シカゴ』の退廃的で洗練された世界観に完全に溶け込みながらも、彼女独自のしなやかさと圧巻のオーラが客席を呑み込む。現地の劇評家たちも「彼女のステージには言葉を超えた圧倒的な生命力がある」と絶賛の言葉を贈った。