過熱しているのは監督とのコラボレーションだけではない。大手映画制作会社の配給権をめぐる争奪戦もまた、熾烈を極めている。業界の二大巨頭であるワーナー・ブラザースとソニー・ピクチャーズが、次作の世界的興行権を獲得するために破格の提示額でしのぎを削っているのだ。
伝統と革新を掲げるワーナー・ブラザースは、グローバル規模の大規模プロモーションを武器に交渉を優位に進めようとしている。一方で、エッジの効いた作品選定で評価の高いソニー・ピクチャーズも、クリエイティブ面での自由度を前面に押し出して譲らない。映画産業の命運を握るこのバトルの結末に、全米の業界人が息をのんでいる。