「つどいカフェおれんじ」に関して、検索ユーザーが陥りがちな最大の誤解は、「医師から認知症と診断された本人や、その家族しか行ってはいけない閉鎖的な集まりなのではないか」という先入観です。
厚生労働省のガイドラインにおいても、オレンジカフェは「認知症の人やその家族、地域住民、専門職など、誰もが集える場」と明確に定義づけられています。現場の実態を精査しても、参加者の内訳は実に多彩です。最近定年退職して近所に友人を増やしたいシニア、認知症の基礎知識を学んでおきたい予防志向の住民、福祉を学ぶ学生、そして散歩のついでに立ち寄った近所の方など、幅広い層に開かれています。
もう一つの盲点は、「行ったら必ず介護の悩みを打ち明けなければならない」「自己紹介で病状を話さなければいけない」という思い込みです。現場では、無理な発言を強要されることは絶対にありません。読書をしながら隅の席でお茶を飲むだけでも構いませんし、脳トレのパズルや塗り絵に没頭して過ごす参加者も多数見受けられます。「何も語らず、ただ静かに同じ空間の空気を吸う」ことすら歓迎されるのが、このカフェ本来のコンセプトです。