「秋の空」はなぜ変わりやすい?女心と男心の由来や雲の秘密を徹底解明

「秋の空」はなぜ変わりやすい?女心と男心の由来や雲の秘密を徹底解明

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澄み切った青空から一転して雨雲が広がる現象は、単なる偶然や気まぐれではありません。気象庁の観測データに基づくと、日本列島の秋は日本付近を覆う気団のせめぎ合いと偏西風の強まりによって大気の状態が極めてダイナミックに変動する季節です。

夏の主役であった太平洋高気圧が南へ後退すると、大陸から冷たく乾燥した移動性高気圧が日本列島へ張り出してきます。この高気圧に覆われると、空気中の水蒸気やチリが少なくなり、視程が数十キロ先まで通る澄み切った「秋晴れ」がもたらされます。しかし、この高気圧は「移動性」という名の通り、一箇所に留まりません。

秋が深まるにつれて南北の温度差が大きくなり、日本上空の偏西風(ジェット気流)が時速100〜200km以上へと加速します。この強い西風に乗って、移動性高気圧と低気圧(温帯低気圧)がおよそ3〜4日の短いサイクルで交互に日本上空を通過します。西から東へと猛スピードで気圧配置が入れ替わることこそが、「秋の空は変わりやすい」と言われる最大の物理的根拠です。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。