拒絶を恐れるよりも、古くから伝わる参拝の順序と作法を重んじることの方が遥かに実りある参拝につながる。三重県伊勢市に鎮座する神宮を巡る大原則は「外宮先拝(げくうせんぱい)」だ。まず豊受大神宮(外宮)で命を育む恵みに感謝を捧げ、その後に皇大神宮(内宮)へ向かうのが千年以上続く正式な順序である。
また、20年に一度社殿を建て替えて御神体を遷す式年遷宮の思想にも見られるように、神道の本質は「常若(とこわか)」――常に新しく、清らかに循環し続けることにある。古い執着を手放し、素直な心で手を合わせる姿勢さえあれば、門前払いを恐れる理由はどこにもない。