G-SHOCKの時間合わせに関して、ネット上にはいくつかの誤った認識が流布しています。その筆頭が「窓際に置いても電波を全く受信しない=内蔵アンテナの故障」という早合点です。
実際には故障ではなく、時計の「充電不足(ローバッテリー状態)」が原因であるケースが多々あります。電波ソーラー時計はバッテリー残量が「MEDIUM」や「LOW」に低下すると、電力消費の大きい電波受信機能を自動的に停止させる省電力セーフティを備えています。直射日光下で半日ほどしっかり太陽光に当て、インジケーターが「HIGH」に復帰してから強制受信を試みると、嘘のように電波を拾うようになります。
さらに、「時間がちょうど1時間だけ進んでいる・遅れている」という現象も故障ではありません。海外旅行や意図しない誤操作により、サマータイム機能(DST)が「ON」になっていることが直接的な要因です。設定画面の最初に出てくる「DST」の項目を「OFF」または「AUTO」に変更するだけで、即座に日本標準時へと戻ります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
道具としての信頼性を最大限に引き出すためには、自身のライフスタイルとモデルの特性を合致させることが不可欠です。
【Bluetooth連携・電波ソーラーを選ぶべき人】
日常的にパソコン作業が多くデスクワーク中心の方、あるいは秒単位の正確性を求められるビジネス環境にいる方には、自動で時刻補正を行う電波ソーラーやスマートフォンリンク搭載機が最適です。時間合わせのストレスから完全に解放されます。
【クラシックな手動クォーツモデルを選ぶべき人】
アウトドアや過酷な作業現場で磁気や衝撃に晒される機会が多い方、予備機として数ヶ月放置することがある方は、構造がシンプルでトラブルの切り分けが容易な手動クォーツ(DW-5600系など)が向いています。スマート機能がない分、針ズレやペアリング切断といったトラブルとも無縁でタフに使い倒せます。