外食時のランチタイムにカレーの飛沫を飛ばしてしまった場合、帰宅するまでの数時間をどのように過ごすかが勝負の分かれ目となります。外出先で絶対にやってはいけない致命的なNG行動が、飲食店で提供される「紙おしぼりや布おしぼりで力任せに擦ること」です。市販のおしぼりには微量のアルコールや界面活性剤が含まれていることがあり、中途半端に油分を溶かして色素の境界線をぼやけさせ、シミの面積を数倍に拡大させてしまいます。
外出先で求められるのは、汚れを落とし切ることではなく「これ以上繊維の深層へ色素を定着させないための初期消火」です。手元にあるティッシュペーパーと洗面台の水、そして備え付けのハンドソープを活用し、次の手順で外出先の応急処置を3分以内に完了させましょう。
まず、乾いたティッシュで衣類の表面に乗っているルーの固形物と油分を、擦らずにそっと摘み取ります。次に、化粧室に移動し、シミのついた箇所の「裏側」に乾いたティッシュを4〜5枚重ねて当ててください。シミの表側から、指先にほんの少しだけ馴染ませたハンドソープまたは液体石鹸をチョンチョンと乗せ、水で湿らせたティッシュで上からトントンと軽く叩きます。表から叩くことで、浮き出た油分と色素が裏面のティッシュへと吸い取られていきます。最後に水で湿らせたティッシュで洗剤分を叩き取り、乾いたハンカチで水分を挟み込んで抑えておけば、帰宅後の本洗いで驚くほど綺麗にリカバリーできます。