ヒソカの旅団狩りはなぜ始まった?動機と王位継承戦の生存状況

ヒソカの旅団狩りはなぜ始まった?動機と王位継承戦の生存状況

ヒソカの旅団狩りはなぜ始まった?動機と王位継承戦の生存状況の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

ヒソカが幻影旅団の殲滅を決意した決定的な転換点は、天空闘技場におけるクロロ=ルシルフルとのデスマッチです。長年熱望していた「万全の状態のクロロとの一騎打ち」を実現させたヒソカでしたが、クロロは周到な準備のもと、複数の団員の念能力(シャルナークの「携帯する他人の運命」、コルトピの「神の左手悪魔の右手」など)を借り受け、観客を巻き込む100%勝利のコンボを構築してヒソカを完膚なきまでに爆殺しました。

死の直前、ヒソカが自身の心臓と肺に「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を仕込み、死後強まる念の作用によって奇跡の蘇生を果たした際、彼の内面に決定的なパラダイムシフトが生じました。マチに対して告げた「旅団全員(あと10人)…今ここで闘(や)り合おうか?」「これからは戦う場所も相手も選ばない」という言葉は、従来の「相手の得意な条件で受けて立つ」愉悦主義から、「あらゆるアドバンテージを奪い、徹底的に狩る」実践的プレデターへの変貌を示しています。

クロロが仲間から能力を借り受けて万全を期す「集団戦の強み」を見せつけたのに対し、ヒソカは「ならばそのストックと手駒(団員)を削ればいい」という冷徹な計算に至りました。これは復讐心であると同時に、ヒソカにとっての極限の玩具破壊ゲームの開幕を意味していました。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。