「凶器」から超軽量オフィス革命へ!パイプ椅子の知られざる進化

「凶器」から超軽量オフィス革命へ!パイプ椅子の知られざる進化

「凶器」から超軽量オフィス革命へ!パイプ椅子の知られざる進化の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

パイプ椅子の起源を辿ると、20世紀初頭のモダン建築史に突き当たる。1920年代、ドイツの総合芸術学校バウハウスで活躍したデザイナーのマルセル・ブロイヤーは、自転車ハンドルの強度と曲げ加工に着想を得て、世界で初めて鋼管を使った革新的なチェアを開発した。これが近代家具史に燦然と輝く名作、ワシリーチェアである。

重厚な木製家具が主流だった時代に登場したこのスチールパイプ構造は、産業界とインテリアデザインの世界に激震を与えた。大量生産を可能にしながら、ミニマルで無駄のない機能美を追求したバウハウスの思想。その美学的DNAは、100年後のデザイン空間にも深く息づいている。無機質な金属管が美しい曲線を描き、座る者を軽やかに支える構造は、機能主義デザインの最高到達点と言っていい。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。