芝生広場のすぐ脇で、淹れたてのハンドドリップコーヒーと焼きたてのクロワッサンを手に入れる。そんな光景が全国の都市公園で当たり前になりつつある背景には、「Park-PFI(公募設置管理制度)」の本格的な定着がある。行政の財政負担を抑えつつ民間企業のノウハウを取り入れるこの仕組みによって、公園は単なる公共用地から、魅力的なサードプレイスへとアップデートされた。
有名ベーカリーやテラス付きレストラン、クラフトビールを提供するショップが園内に溶け込み、レジャー産業の新たなフロンティアとして熱い視線を集めている。平日は木陰のテラス席でリモートワークに励むビジネスパーソンの姿も見られ、休日は芝生の上でピクニックを楽しむグループで賑わう。従来の「遊ぶためだけの場所」という枠組みを軽々と超え、大人が日常的に通いたくなる空間へと価値を底上げしている。