ブレーキ鳴きを解消!鳴き止めグリスの正しい塗り方と危険なNg箇所

ブレーキ鳴きを解消!鳴き止めグリスの正しい塗り方と危険なNg箇所

話題沸騰中の ブレーキ鳴きを解消!鳴き止めグリスの正しい塗り方と危険なNg箇所について、主要な情報を整理して公開しています。

一般的な国産車の多くに採用されているフローティング型(片押し)キャリパーにおいて、鳴きの隠れた温床となりやすいのがスライドピンの動きです。キャリパーが左右にスムーズにスライドすることで左右均等にパッドがローターを挟み込みますが、このピンの油分が切れるとキャリパーが斜めに傾いて引きずりを起こし、異常振動や鳴きを誘発します。

ここで注意しなければならないのは、ケミカルの使い分けです。バックプレートに塗る高粘度の鳴き止めグリスをスライドピンに塗ってはいけません。スライドピン部にはダストの侵入を防ぐゴム製ブーツが組み込まれており、鉱物油ベースのグリスを使うとゴムが膨潤して破断し、ピンの完全固着を招きます。

スライドピンには必ず、ゴムや樹脂を侵さない耐熱・耐水性に優れたシリコングリス(ブレーキ用ラバー兼用グリス)を使用してください。ピンを清掃した上でシリコングリスを薄く塗り込み、スムーズにストロークすることを確認する作業は、均一な制動と鳴き防止に欠かせない工程です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。