一口食べれば白米が消えていく。そんな究極のふりかけを作るには、火入れの技術と調味料を入れるタイミングがすべてを決める。長年数々の名作を生み出してきた料理研究家も口をそろえて「小松菜の水分を残しすぎず、かといって飛ばしすぎない炒め加減が命」と語る。
作り方は驚くほどシンプルだ。まず、小松菜1束を細かく刻み、ごま油を熱したフライパンで強火でさっと炒める。ここで最大のポイントとなるのが、小松菜の葉と茎を炒める順番だ。火の通りにくい茎を先にフライパンへ投入し、油が回ったところで葉を加える。炒めすぎはビタミンやシャキシャキした食感を損なう原因になるため、手早く全体に油を行き渡らせることが欠かせない。
続いて、しらす干し(約50g)を投入。しらすの塩気を考慮しつつ、醤油大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1をまわしかけ、汁気が飛ぶまで中火で炒め煮にする。仕上げにたっぷりの白ごまを振りかければ、香ばしい風味が立ち上る最高の和食レシピが完成する。フライパンから漂う甘辛い醤油とごま油の香りが、食欲を強烈に刺激する瞬間だ。