「うーんマンダム」元ネタの真相!昭和を揺るがした伝説Cm誕生秘話

「うーんマンダム」元ネタの真相!昭和を揺るがした伝説Cm誕生秘話

「うーんマンダム」元ネタの真相!昭和を揺るがした伝説Cm誕生秘話の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

1970年に放映が開始されたこのCMは、当時の日本の広告界の常識を根底から覆すスケールで制作されました。最大の特徴は、全編アメリカロケによる映画クオリティの映像美です。

当時、映画『荒野の七人』や『大脱走』で国際的な名声を得ていたチャールズ・ブロンソンを日本のCMに起用すること自体が、前代未聞の挑戦でした。ブロンソンはハリウッド屈指の「タフガイ」として知られ、甘男がもてはやされがちだった当時の日本の広告イメージに、強烈な野生の風を吹き込みました。

アリゾナの大自然やハリウッドのスタジオを舞台に、馬を駆り、荒野で汗を流し、シャワーの水を豪快に浴びてマンダムの化粧水を叩き込む。その一連のシークエンスは、映画のワンシーンそのものでした。大林監督は、商品の効能を言葉で説明する従来の説明型CMを一切排除し、「男の生き様」そのものを映像化することに成功したのです。

さらに、映像を完璧に彩ったのが、ジェリー・ウォレスが歌う主題歌「男の世界(Lovers of the World)」でした。哀愁漂うカントリー調のメロディと渋い歌声は、オリコン洋楽チャートで首位を獲得するほどの大ヒットを記録。映像、音楽、セリフのすべてが完璧な調和を見せ、テレビCMが一本の独立した芸術作品として認識される契機となりました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。