試合後の記者会見に姿を現した藤川球児監督の表情には、焦りの色は微塵もありませんでした。報道陣を前に語られた阪神監督試合後コメントは、指揮官としての揺るぎない覚悟と哲学を物語っています。
「常に前向きに。ゲームは常に生きていますから」
2試合で3得点と沈黙が続く打線に対して奮起を促しながらも、選手個々を断罪するのではなく、明日へのエネルギーへと昇華させようとする姿勢が際立ちました。現役時代に数々の修羅場をくぐり抜けてきた藤川監督だからこそ、「一度止まった歯車をどのように再び噛み合わせるか」という集団心理の綾を誰よりも熟知しています。失敗を恐れて消極的になることこそが最大の敵であり、前を向いて挑戦し続ける姿勢をチーム全体に求めています。
反撃を期する明日のマウンドには、ローテーションの柱が登板予定です。球団から発表された阪神予告先発登板情報によれば、マウンドに上がるエース格右腕は今季抜群の安定感を誇り、相手打線との相性も良好です。立ち上がりの制球と低めへの変化球のキレが勝敗の鍵を握ることは間違いありません。強力リリーフ陣が万全の状態で控えているだけに、先発が6回をクオリティスタート(QS)でまとめれば、勝利の方程式が確実に機能するはずです。