『玉勝間』の定期テスト対策において、平均点と高得点者を分ける最大の障壁が「品詞分解」と「敬語の識別」です。特に本居宣長の文章は、江戸時代の擬古文でありながら平安古典の文法規則に極めて忠実に書かれているため、文法問題の格好の素材とされます。
テスト作成者が狙う典型的な文法パターンを、実際の例文から抽出して解説します。
【品詞分解の実例:「師の恩」より】
「かの翁の、もの教へたまひしは、」
・かの(連体詞)
・翁(名詞:賀茂真淵を指す)
・の(格助詞:主格「〜が」)
・もの(名詞)
・教へ(ハ行下二段活用動詞「教ふ」連用形)
・たまひ(ハ行四段活用補助動詞「たまふ」連用形:尊敬語)
・し(過去の助動詞「き」連体形)
・は(係助詞)
ここで確実に問われるのが「敬語の識別」です。「教へたまひし」の「たまふ」は尊敬の補助動詞であり、「誰から誰への敬意か」という設問に対しては、「筆者(本居宣長)から動作主である師(賀茂真淵)への敬意」と即座に答えられるようにしておかなければなりません。
また、文中に現れる頻出古語の意味も確実に暗記しておく必要があります。試験直前の確認に役立つ一覧をまとめました。