存在感抜群の百合は、空間を格上げするインテリアアイテムとしても、想いを届ける儀礼用の花としても重宝されます。シーンに応じた適切な使い方を押さえましょう。
日常を華やかにする部屋のインテリア飾り方
大輪の百合は、わずか1〜2本飾るだけでも空間の主役(フォーカルポイント)になります。茎の長さを活かせる口の狭いガラスベースや、重厚感のある陶器の花瓶と抜群の相性を誇ります。
インテリアとして飾る際は、ドウダンツツジやユーカリなどのグリーン(枝物)と組み合わせると、洗練されたモダンな雰囲気に仕上がります。強い芳香を持つため、狭い寝室よりもリビングや玄関ホールなど風通しの良い広い空間に配置するのが心地よく楽しむコツです。
仏花・供花としてのマナーと配慮
百合は「トゲがない」「花持ちが良い」「格調が高い」という理由から、仏花やお供え(供花)としても広く用いられます。ただし、お悔やみの場においては特有のマナーが存在します。
四十九日法要までは白一色を基調とするのが基本であり、純白のテッポウユリや白百合、カサブランカが好まれます。四十九日以降は淡いピンクや黄色の百合を混ぜても差し支えありません。
最大の注意点は、仏壇や祭壇、お墓の墓石を汚さないよう事前に必ず花粉を処理しておくことです。また、香りの強さが参列者やご遺族の負担にならないよう、枕花や密閉された室内での法要では香りが穏やかなテッポウユリなどを選ぶ気配りが喜ばれます。