人相学においてほくろの意味を読み解く際、位置を確認する前に必ず判別しなければならないのが「生きぼくろ(活黒子)」と「死にぼくろ(死黒子)」の違いです。どれほど強運を示す位置に存在していても、その状態によって現れる作用は正反対になります。
中国の古典的人相書である『麻衣神相(まいしんそう)』や『神相全編』の記述に基づくと、エネルギーに満ちた良質なほくろは「天から授かった宝玉」とされ、逆に精彩を欠くほくろは「気の滞り」と定義されています。
【生きぼくろの特徴(大吉のサイン)】
黒々とした深い漆黒、あるいは赤みを帯びた鮮やかな濃茶色をしており、表面にみずみずしい光沢(ツヤ)があります。適度な盛り上がりと弾力があり、輪郭がくっきりと整っているのが特徴です。また、ほくろから太く艶のある毛が生えている場合は「気血(生命エネルギー)が旺盛に巡っている証」とされ、さらなる吉兆を意味します。この生きぼくろが吉位置にあれば、その部位が司る幸運を飛躍的に高めます。
【死にぼくろの特徴(注意と課題のサイン)】
色が薄く茶褐色に濁っていたり、グレーがかったりしてツヤがありません。平坦で凹凸がなく、輪郭がぼやけて歪な形状をしているケースが多く見られます。人相学ではエネルギーが枯渇した状態を指し、その位置が象徴する運勢においてトラブル、対人関係の摩擦、あるいは健康面での注意信号と解釈されます。