インターネット上の掲示板やSNS(X、Instagram、知恵袋)を精査すると、スタイルに対する絶賛の声と、痛烈な後悔の声が真っ二つに分かれている現状が浮き彫りになります。
好意的な意見として際立つのは、「髪を結んだときにおくれ毛が自然に出て、生活感が出ない」「職場で『雰囲気が明るくなった』と褒められた」という声です。従来のまとめ髪では、ひっつめ髪になってしまい老け見えに拍車がかかるケースが多発していました。レイヤーが入っていることで、手ぐしでラフに束ねるだけで後頭部に自然な丸みと毛束のニュアンスが生まれ、「おばさんぽくない洗練された仕上がり」が手軽に手に入ると評判です。
一方で、ネガティブな反応の9割以上を占めるのが、「スカスカに梳かれすぎて毛先がパサつく」「昔流行ったウルフカットのようになり、かえって古臭い印象になった」という不満です。取材した銀座のトップスタイリストは次のように指摘します。
「40代の髪は、20代の頃と比べて毛先の保水力が格段に落ちています。そこで毛量調整のためにセニングシザー(すきバサミ)を多用しすぎると、短い毛がピンピンと飛び出して深刻なツヤ不足を招きます。現代のレイヤーは、すきバサミに頼らず、スライドカットなどで面を整えながら段差をつけるのが常識。技術格差がそのまま仕上がりの明暗を分けています」