童磨の衝撃的な死亡理由は、純粋な剣技の敗北ではなく、人間の「心」を解解できなかった彼の慢心と、しのぶが仕掛けた37キログラム分の猛毒にあった。首を跳ね落とされた後も、上弦の鬼としての脅威的な再生能力で首を再構築しようと試みた童磨だったが、細胞レベルで回った毒がそれを完全に阻害したのだった。
さらに語り継がれるのは、死後の世界における胡蝶しのぶとの再会だ。首だけになった童磨は、死の間際になって初めて「胸の高鳴り」を感じ、しのぶに対して「一緒に地獄へ行こう」と恋心を抱くような言葉を口にする。しかし、しのぶは冷ややかな笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と言い放ち、その誘いを一蹴した。最期まで人間の心を理解できず、拒絶されて消滅した散り様は、あまりにも皮肉で衝撃的な決着であった。