地上波のバラエティやドラマの多くが放送直後からTVerで無料見逃し配信される時代にあって、金曜ロードショー 見逃し配信を求めてアプリを開いた視聴者の大半は「配信なし」という現実に突き当たります。番組表にはタイトルすら表示されず、検索バーに打ち込んでも特別座談会や予告クリップなどの関連短尺動画しかヒットしません。なぜ金曜ロードショーはTVerのネットワークから完全に除外されているのでしょうか。
最大の理由は、テレビ局が制作する通常番組と劇場公開映画とで根本的に異なる「著作権および公衆送信権(ネット配信権)の契約構造」にあります。民放キー局のコンテンツ調達関係者は次のように内情を明かします。
「ドラマやバラエティは自社制作または外部委託制作であり、ネット配信を前提とした権利処理が出演者や音楽原盤を含めてあらかじめパッケージ化されています。しかし、映画はあくまで配給会社(東宝、松竹、東映、あるいはディズニーやワーナーなどの米メジャースタジオ)から『地上波での1回〜複数回のテレビ放映権』を一時的に購入しているに過ぎません。これをネット上で無料見逃し配信するとなれば、映画の公衆送信権を別途莫大な追加ライセンス料を支払って買い直す必要があります」
さらに広告モデルで運営される無料プラットフォームの経済的限界が拍車をかけます。映画1作品の1週間無料配信権をクリアするためには、億単位に達するケースもある巨額のライセンス費用が発生します。1再生数十円というTVerの広告インプレッション単価では到底採算が合わず、金曜ロードショー TVer 配信なし 理由の根幹は「ビジネスモデルとして投資回収が絶対に成り立たない」という冷酷な収支構造に帰結します。
また、金曜ロードショー リアルタイム配信 視聴方法を探すユーザーの間で毎週のように話題となるのが、TVerリアルタイム配信における「蓋(ふた)かぶせ」と呼ばれるブラックアウト現象です。地上波の日本テレビ系リアルタイム配信枠で21時の放送開始を迎えると、画面は自動的に「権利上の都合により配信できません」というブルーバック静止画と環境音に切り替わります。外出先でスマートフォンからリアルタイムに映画を視聴する手段は、現時点の地上波サイマル配信の規約上、ほぼ完全に遮断されています。