対人恐怖症でやってはいけないこと|悪化を招くNg行動と正しい克服法

対人恐怖症でやってはいけないこと|悪化を招くNg行動と正しい克服法

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「自分はただの人見知りなのか、それとも医療機関を受診すべき病気なのか」という判断に迷う人は少なくありません。精神医学の診断基準(DSM-5-TR)において、両者の違いは明確に定義されています。

人見知りは、初対面や慣れない場で一時的な緊張を感じるものの、時間が経てば打ち解けられ、学校や職場などの日常生活に深刻な破綻をきたすことはありません。一方で対人恐怖症(社交不安障害:SAD)は、「他人に悪く思われているのではないか」「恥をかいて軽蔑されるのではないか」という予期不安が強烈で、動悸、発汗、手の震え、思考停止などの身体症状を伴い、通勤・通学や日常業務の継続が困難になります。

項目一般的な「人見知り」社交不安障害(対人恐怖症)専門医の診断基準・臨床視点身体・自律神経反応軽い緊張、口数の減少程度激しい動悸、手足の震え、多汗、吐き気、顔面紅潮交感神経の過剰興奮が自律制御不能なレベルで発生生活への支障度生活や仕事に重大な支障はない会議での発言不可、電話応対の拒否、登校・出勤困難DSM-5基準:社会的・職業的機能に著しい障害が存在予期不安の持続期間直前になって少し緊張する程度数日前〜数週間前から不眠や強い恐怖に苛まれる6カ月以上の持続的な恐怖と著しい回避行動が目安発症率・医療アプローチ性格傾向(治療対象外)生涯有病率 約3〜13%(保険診療の対象)心療内科・精神科での認知行動療法や薬物療法が有効

以下の症状セルフチェックのうち、複数に当てはまり半年以上続いている場合は、我慢せずに専門医への相談を検討するサインです。

・人前で話すとき、頭が真っ白になり声や手が激しく震える
・他人の視線が自分の欠点を見透かしているように感じて耐えられない
・会食や外食時に、他人から見られているプレッシャーで食事が喉を通らない(会食恐怖)
・恐怖を避けるために大事な予定や仕事のチャンスをキャンセルしてしまう

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。