カプセルホテルに初めて宿泊する人が最も誤解しやすいのが、「キャビンの扉に鍵がかかるのかどうか」という点です。日本の旅館業法において、カプセルホテルは「簡易宿所」に分類されるため、法令上、客室の出入口を施錠可能な完全密閉構造にすることは禁止されています。
カプセルホテルCUBE広島の防音遮音性についても同様で、各キャビンの仕切りはロールスクリーンやアコーディオンドア等による目隠し構造となっています。壁面自体はある程度の厚みを持たせて隣室の気配を和らげているものの、会話音やスマートフォンの操作音、いびきなどを完全にシャットアウトすることは物理的に不可能です。
貴重品に関しては、キャビン内に設置された専用のセーフティボックスや鍵付きロッカーに保管する運用となります。「完全個室のホテルのように室内で通話できる」と誤認して予約してしまうとミスマッチが生じるため、フロア全体で静粛を保つマナーと共有意識が求められる点を把握しておく必要があります。