一連の草津町騒動は、どのようにして始まり、なぜ国際的なバッシングにまで拡大してしまったのか。事件の始まりから失職に至る経緯を時系列で整理します。
新井祥子氏は、2011年に草津町議会議員に初当選(後に落選を経て再選)。独自の政治姿勢をアピールしていましたが、議場内外での言動を巡り議会内で孤立を深めていました。その中で2019年11月、著述家・飯塚玲児氏が配信した電子書籍『草津温泉 漆黒の闇 5』の中で、「2015年に町長室で黒岩信忠町長から強制的に肉体関係を迫られた」とする新井氏の手記・告発が掲載され、世間に衝撃を与えました。
これに対し、黒岩町長は記者会見を開き「100%事実無根のでっち上げ」と完全否定。議会側も町の名誉を著しく傷つけたとして草津町議会 除名処分を議決しました(※この除名処分は群馬県の審決により一度取り消されます)。
しかし、町民や町議会の怒りは収まらず、地方自治法に基づく有権者の直接請求によって草津町議 リコール(解職請求)の住民投票が実施されました。2020年12月6日に行われた投開票の結果は以下の通りです。
住民投票では92%を超える圧倒的な賛成多数でリコールが成立し、新井祥子氏は即座に議員資格を失効。しかし、騒動はここから司法の場へと持ち越されることになりました。