テレビ番組で見せない日はなかった竹村健一氏ですが、2000年代後半に入るとメディア露出を徐々に控え、静かに第一線を退く形となりました。生涯現役を掲げて多数の連載や講演活動を続けていたものの、年齢とともに体力の衰えが見られるようになり、晩年は都内の自宅や療養先で穏やかな日々を過ごしていました。
そして2019年7月8日夜、多臓器不全のため都内の病院で逝去。享年89でした。昭和から平成という日本の高度経済成長とバブル崩壊、その後の混迷期を駆け抜けた巨星の訃報は、各界に大きな衝撃を与えました。
葬儀・告別式は近親者のみで執り行われ、後に開かれたお別れの会には政財界やメディア関係者、長年の愛読者が多数参列。激動の時代を歯に衣着せぬ論考で照らし続けた論客の旅立ちを悼み、その偉大な足跡に改めて敬意が表されました。