政治家としての真価が試されたのが、厚生労働省のトップである厚生労働大臣への就任であった。消えた年金問題をはじめとする難局に直面しながらも、徹夜も辞さない圧倒的なタフネスと決断力で省庁を主導。その危機管理能力と発信力は、国民から高い支持を獲得する原動力となった。
その後、首都の舵取りを担う東京都知事へと登り詰める。都市外交の推進やオリンピック開催に向けた準備など、巨大都市・東京を牽引した功績は計り知れない。政治の頂点に立ち、そして激しい風圧に晒されたその歩みは、まさに日本の現代政治史における一端を鮮烈に彩っている。