蒸し器で極上の赤飯を炊く!べたつかず豆が割れないプロの技法

蒸し器で極上の赤飯を炊く!べたつかず豆が割れないプロの技法

蒸し器で極上の赤飯を炊く!べたつかず豆が割れないプロの技法の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

本格的な仕上がりを目指すなら、豆選びからこだわりたい。関東を中心に祝い事で重宝されてきたのが「ささげ」だ。小豆は皮が薄く煮崩れしやすい特徴があり、胴から割れる様子が「切腹」を連想させるとして武家文化では敬遠された歴史がある。一方、ささげは皮が丈夫で破裂しにくく、美しい粒の形を保ったままふっくらと仕上がる。

豆の破裂を完璧に防ぐプロの工程は至ってシンプルだ。まず、ささげをたっぷりの水で火にかけ、沸騰したら一度茹で汁を捨てる「渋切り」を行う。その後、再び新しい水を注いで弱火で静かに煮含める。決してグラグラと煮立たせてはいけない。指先で軽く押して、少し芯が残る程度の硬さ(約八分どおり)で火を止め、煮汁の中でゆっくりと粗熱を取る。この穏やかな温度変化こそが、シワや割れを作らない最大の秘訣である。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。