八咫烏の秘密結社は実在した?裏天皇と皇室守護の驚愕真相

八咫烏の秘密結社は実在した?裏天皇と皇室守護の驚愕真相

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流布している言説を丹念に紐解くと、秘密結社としての八咫烏には極めて厳密なピラミッド型の階層構造が設定されています。そのピラミッドは、キリスト教の十二使徒やユダヤの十二支族を想起させる象徴体系によって構築されています。

組織のトップは前述した「大烏(三羽烏)」の3名。彼らは「金鵄(きんし)」とも呼ばれ、三位一体の霊的指導者として裏天皇の機能を果たします。その直下に控えるのが「十二烏(じゅうにからす)」と呼ばれる12名の実務幹部です。この12名が神事、情報、財政、儀礼などの実務を取り仕切り、さらにその周囲に数十名規模の「カラス」と呼ばれる構成員が配置され、全体でも数十名から数百名未満の完全な秘密保持体制を敷いていると語られます。

彼らが担う最大の任務とされるのが、「三種の神器」の防衛と秘儀祭祀です。皇室に伝わる八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣は、一般に公開されることは決してありません。皇居にあるものは「形代(レプリカ)」であり、熱田神宮や伊勢神宮に本体が鎮座しているとされますが、八咫烏伝説では「それらとは別に、四国の剣山や特定の聖域に秘匿された真の神器を八咫烏が護持している」という筋書きが好んで語られます。

ここで、八咫烏にまつわる「都市伝説・オカルト的言説」と、学術研究や公的機関の記録に基づく「客観的史実」を整理・対比してみましょう。

項目都市伝説・オカルト言説客観的史実・神道学の見解編集部の調査・評価組織の起源神武東征期に結成され、約3000年間継続古代豪族・賀茂氏の祭祀集団の記憶が母体結社としての連続性は確認できず、近代以降の創作説が有力最高指導者3人の大烏による合議体(戸籍なき裏天皇)天皇親政・宮中祭祀は宮内庁掌典職が管轄国家神道の公式システム外に最高位の裏機関が存在する証拠皆無構成員規模大烏3名、十二烏12名、配下数十〜数百名全国の賀茂系社家・神職の血縁ネットワークキリスト教の使徒数を模した劇的構造であり、後世の作為が濃厚三種の神器本物を秘密結社が聖地に秘匿・祭祀皇居(剣璽)、伊勢神宮、熱田神宮に奉斎「本物は別に隠されている」という典型的な秘宝伝説の類型主要拠点下鴨神社地下、熊野山中、四国剣山など熊野三山(導きの神)、山城国下鴨神社社家信仰の総本社と結びつけることでリアリティを演出している
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。