山本モナ氏の名が日本中に衝撃とともに刻まれた最初の契機は、2006年秋の出来事でした。朝日放送(ABC)を退社してフリーアナウンサーへ転身した彼女は、TBS系の看板報道番組『NEWS23』のキャスターに大抜擢されます。メインキャスターである故・筑紫哲也氏の隣で新たな風を吹き込む存在として、2006年9月25日に初回出演を果たしました。
しかし、番組スタートからわずか数日後の10月初旬、写真週刊誌「フライデー」が放った特大スクープによって事態は暗転します。掲載されたのは、当時民主党の若手ホープとして注目を集めていた細野豪志衆議院議員との白昼堂々の京都・路上キス写真でした。静かな古都の夜、二人が体を寄せ合い唇を重ねる鮮明なカットは、読者や視聴者に強烈なインパクトを与えました。
最大の問題は、細野氏が妻子を持つ既婚者であった点です。公平性と高い倫理観が求められる報道番組のキャスターが、政界の要人と不倫関係に陥っていた事実は、スポンサー各社および視聴者からの猛烈な抗議を呼びました。報道関係者の証言によると、TBS上層部は事態の沈静化を図ろうとしたものの、世論の猛反発に耐えきれず、就任からわずか数回の出演で番組降板・無期限の出演見合わせという前代未聞の判断を下さざるを得ませんでした。