なぜアルカの中にこれほどの理外の怪物が棲みついているのか。その正体は、人類が足を踏み入れてはならないタブー地帯「暗黒大陸」に存在する五大厄災の1つ、ガス生命体アイであることが原作コミックス第33巻周辺の描写によって決定づけられています。
暗黒大陸の案内人が持ち帰らせた厄災「アイ」の別名は「欲望の共依存」。そしてナニカが願いを叶える際、あるいは感情を表出する際に発する特徴的な口癖は「あい」です。さらに、ナニカの能力でおねだりを断った人間が「ミンチ状に捻じり潰されて死亡する」という異様な死因は、暗黒大陸探検隊の犠牲者が遂げた死に様と完全に一致しています。
ゾルディック家の高祖父にあたるジグ=ゾルディックが、かつてネテロ会長らと共に暗黒大陸へ非公式に渡航した歴史が存在します。その遠征の過程で持ち帰られた「アイ」の幼体あるいは憑依体が、数世代を経て最も受容性の高かった第四子アルカの肉体に宿ったというのが、作中事実を繋ぎ合わせた最も信憑性の高い定説です。