エナジードリンクの年齢制限がない理由と子供のカフェインリスク

エナジードリンクの年齢制限がない理由と子供のカフェインリスク

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ネット上の掲示板やSNS、知恵袋の投稿を丹念に追跡すると、若年層がエナジードリンクに手を伸ばす動機は、単なる喉の渇きとは全く異なる心理的背景に根ざしていることが分かります。

「高校受験の勉強で深夜2時まで起きていなきゃいけないから、モンスターを毎晩1本飲んでいた」「友達がテスト前に飲んでいるのを見て、カッコいいと思って真似した」といった中高生の率直な声が目立ちます。さらに近年は、オンラインゲームの普及に伴い、長時間のボイスチャットやランクマッチに挑む小中学生の間で「ZONeを飲むのがゲーマーの常識」といったピアプレッシャー(同調圧力)が形成されているケースも散見されます。

一方、家庭内では深刻な温度差が生じています。ある中学生の母親は手記で次のように現場の葛藤を吐露しています。

「息子の部屋のゴミ箱から黒と緑の缶が何本も出てきてゾッとしました。コンビニで普通に売っているから安全だと思い込んでいたようですが、朝起きられなくなり、手が小刻みに震えているのを見て依存を疑いました。学校に相談しても『炭酸飲料の一種ですから家庭で指導してください』と言われるだけで、誰に助けを求めればいいのか分かりませんでした」

学校や教育委員会も、法的な規制品でない以上、持ち込みを一律に禁止する校則を定めにくいのが実情です。結果として、子供の自己管理や各家庭のリテラシーに丸投げされている状況が続いています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。