焼きまんじゅうを語る上で欠かせないのが、「餡なし(素まんじゅう)」と「餡入り」の論争です。県外の人は「餡が入っていないなんて手抜きでは」と驚くことがありますが、地元で圧倒的な支持を集めているのは間違いなく「餡なし」です。
餡なしが主流であり続ける理由は、タレの濃厚さにあります。秘伝の味噌だれ自体がしっかりとした甘味と塩味を持っているため、生地自体はプレーンで素朴な方が、タレの旨味と小麦の香ばしさを最大限に引き立てられるからです。串に4個刺さった大判のまんじゅうを飽きずに完食できるのも、素生地の軽やかさがあってこそと言えます。
一方、昭和後期から東毛地域などを中心に広まった「餡入り焼きまんじゅう」は、生地の中に滑らかなこし餡が包まれています。味噌だれの塩気と小豆の甘みが重なり合い、まるでみたらし団子と大福を融合させたかのような贅沢な甘じょっぱさを堪能できるのが特徴です。
気になる栄養面とカロリーの目安は次の通りです。
・餡なし(1串4個):約220〜260kcal
主原料は小麦粉と味噌、砂糖。蒸しパンに近いカロリー感で、油を使っていないため脂質は極めて低め(1g未満)です。発酵生地由来の消化の良さと、味噌に含まれるアミノ酸やミネラルを手軽に摂取できます。
・餡入り(1串4個):約320〜380kcal
こし餡の糖分が加わる分、エネルギー量は上がります。しっかりとした満足感を得たいときや、お茶請けのスイーツとして楽しむのに適しています。